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【2026年】宅建試験の統計数値まとめ|確定値・出典つき最新データ

宅建試験の統計問題(問48)対策。新設住宅着工79.2万戸、公示地価+2.7%など、出典・公表時点つきの確定値で整理。毎年更新前提のテンプレで最新値の確認方法も解説します。

宅建試験の「税・その他」科目では、毎年1問(例年 問48)、不動産に関する統計数値の問題が出題されます。出題範囲は新設住宅着工統計、地価公示、宅地建物取引業者数、売買による所有権移転登記件数など多岐にわたりますが、問われるのは「増えたか・減ったか」「上昇か・下落か」という大まかな方向性がほとんどです。

ただし、方向性を正しく覚えるには「いつ公表された、どの統計の、どの数値か」を出典つきで押さえることが欠かせません。本記事は、確定値(確報値)に出典と公表時点を明記して整理しています。統計は毎年更新されるため、本記事の数値も「執筆時点の最新確定値」です。記事末尾に最新値の確認方法も載せていますので、試験年に合わせて差し替えてください。

宅建試験における統計問題の位置づけ

毎年必ず1問出題される頻出テーマ

統計問題は5問免除科目(問46〜問50)に含まれます。登録講習修了者は解答が免除されますが、一般受験者にとっては暗記すれば確実に得点できる「費用対効果の高い1問」です。

統計問題の特徴は次のとおりです。

  • 出題形式は四肢択一(「正しいもの/誤っているもの」を選ぶ)
  • 細かい数値ではなく「増減・上昇下落の方向」が問われる
  • 最新(前年)のデータに基づいて出題される

主に出題される4つの統計

データ名 発表元 主な内容
新設住宅着工統計(建築着工統計) 国土交通省 1年間の新設住宅着工戸数の動向
地価公示 国土交通省 毎年1月1日時点の標準地の地価変動率
宅地建物取引業者数 国土交通省 宅建業者数の推移
売買による所有権移転登記件数 法務省(土地白書に掲載) 土地取引の動向

このほか、空き家の状況(住宅・土地統計調査)も時事的に問われることがあるため、あわせて押さえておきましょう。

新設住宅着工戸数(最新確定値)

2024年(令和6年)の確定値

国土交通省「建築着工統計調査(令和6年計)」によると、2024年(令和6年)の新設住宅着工戸数は79万2,098戸、前年比3.4%減で2年連続の減少となりました。年間で80万戸を割り込んだのは、リーマンショック後の2009年以来15年ぶりです。

利用関係別の内訳の目安は次のとおりです(出典:同調査)。

利用関係 戸数の目安 内容
持家 約21.8万戸 注文住宅など
貸家 約34.2万戸 賃貸アパート・マンション
分譲住宅 約22.5万戸 分譲マンション・建売住宅

出典・時点:国土交通省「建築着工統計調査(令和6年計)」。年間の確報値です。

「ピーク」の誤解に注意(重要)

新設住宅着工戸数の戦後の歴史的ピークは1972〜73年頃の約190万戸です。よく「2006年(約129万戸)がピーク」と説明されることがありますが、これは誤りです。2006年は近年の中での高水準にすぎず、歴史的なピークではありません。

近年は長期的な減少傾向にあり、その背景には人口減少、単独(単身)世帯化の進行、建築資材の高騰、建設業の人手不足などがあります。試験では「近年、新設住宅着工戸数は減少傾向にある」という方向性を押さえれば十分です。

試験対策のポイント:「2年連続で減少」「80万戸を割り込んだ」という直近の事実と、「長期的に減少傾向」という大きな流れの両方を押さえましょう。

地価公示(最新確定値)

2025年(令和7年)の確定値

国土交通省「令和7年地価公示」(価格時点:2025年1月1日)によると、2025年の全国・全用途平均は前年比+2.7%で、4年連続の上昇となりました。この上昇幅はバブル期以降で最大です。

区分 全国平均(前年比)
全用途平均 +2.7%(バブル期以降で最大の上昇幅)
住宅地 +2.1%
商業地 +3.9%

出典・時点:国土交通省「令和7年地価公示」(価格時点 2025年1月1日、公表は2025年3月)。

試験対策のポイント:地価公示は「全用途・住宅地・商業地」の3区分について、それぞれ上昇・横ばい・下落のどれかを押さえます。直近は3区分とも上昇している点が重要です。「三大都市圏は上昇だが地方圏は下落」といった古い二項対立で出題された場合は、実際のデータと照合して判断しましょう。

空き家の状況(最新確定値)

総務省「住宅・土地統計調査(令和5年/2023年)」によると、全国の空き家は約900万戸で過去最多、空き家率は13.8%となりました。空き家対策(空家等対策特別措置法など)は時事テーマとしても注目されており、統計の方向性(増加・過去最多)として押さえておくと安心です。

出典・時点:総務省「住宅・土地統計調査(令和5年/2023年)」。

宅建業者数・土地取引の動向

宅地建物取引業者数

宅地建物取引業者数も問48の定番テーマです。近年は緩やかな増加傾向で、おおむね13万業者前後で推移しています。免許の内訳では、知事免許の業者が大多数を占め、大臣免許は少数です。

売買による所有権移転登記件数

土地取引の動向は、法務省の「売買による所有権移転登記件数」(土地白書に掲載)で確認できます。試験では細かい件数より、近年の増減の方向が問われます。あわせて、国土面積に占める宅地の割合(おおむね約5%)など、土地白書の定番データも確認しておきましょう。

注意:宅建業者数・登記件数は確報のタイミングや集計区分が年によって変わります。試験年は必ず最新の公表値を確認してください(確認方法は後述)。

直前期の効率的な暗記法

「方向」を出典つきで覚える

統計問題は数値の暗記より「増えたか・減ったか」が要です。下の一覧で方向を押さえ、根拠となる確定値と出典をセットで覚えると、ひっかけ選択肢に強くなります。

統計項目 直近の方向 確定値・キーワード
新設住宅着工戸数 減少(2年連続) 79.2万戸/15年ぶりに80万戸割れ(令和6年計)
地価公示(全用途) 上昇(4年連続) +2.7%/バブル期以降で最大(令和7年)
地価公示(住宅地・商業地) ともに上昇 住宅地+2.1%・商業地+3.9%(令和7年)
空き家 増加(過去最多) 約900万戸/空き家率13.8%(令和5年)
宅建業者数 緩やかに増加 約13万業者前後

最新値の確認方法(毎年更新が必要)

統計は毎年更新されます。前年の数値で覚えると最新版とズレるため、試験年の夏(おおむね7〜8月)以降に最新確定値へ差し替えるのが鉄則です。一次情報での確認先は次のとおりです。

  1. 新設住宅着工統計:国土交通省「建築着工統計調査」の年計(前年分の確報)
  2. 地価公示:国土交通省「地価公示」(毎年3月公表、価格時点はその年の1月1日)
  3. 空き家:総務省「住宅・土地統計調査」(5年ごと。直近は令和5年)
  4. 宅建業者数・土地取引:国土交通省・法務省の公表資料、土地白書(毎年6月頃)

予備校や参考書の「統計まとめ」は便利ですが、可能なら上記の一次情報(発表元の公表値)で裏取りしましょう。

試験での出題ポイント

  • 数値そのものは丸暗記しなくてよい:大まかな水準(例:着工は約79万戸、業者は約13万)と「方向」を押さえる
  • 方向を正確に:着工は減少、地価は上昇、空き家は増加(過去最多)が直近の基本線
  • 古い思い込みを避ける:「2006年がピーク」は誤り。歴史的ピークは1972〜73年頃の約190万戸
  • 最新値は試験年の夏以降に差し替える:データは毎年更新される

参考:宅建試験そのものの最新統計

統計問題とは別に、試験の合格率なども把握しておくと学習計画に役立ちます(出典:不動産適正取引推進機構)。

年度 受験者数 合格者数 合格率 合格点
令和7年(2025) 245,462人 45,821人 18.7% 33点
令和6年(2024) 241,436人 44,992人 18.6% 37点

合格率はおおむね15〜18%台で推移し、合格点は年度の難易度に応じて変動します。

理解度チェッククイズ

Q1:統計問題(例年 問48)は5問免除科目に含まれ、登録講習修了者は解答が免除される。

答えを見る **○(正しい)** 統計問題は5問免除科目(問46〜問50)に含まれます。登録講習を修了した方は、この問題を含む5問が免除されます。

Q2:新設住宅着工戸数の戦後の歴史的なピークは2006年の約129万戸である。

答えを見る **×(誤り)** 戦後の歴史的ピークは1972〜73年頃の約190万戸です。2006年(約129万戸)は近年の中での高水準にすぎず、歴史的なピークではありません。2024年(令和6年)の確定値は79万2,098戸で、2年連続の減少です(出典:国土交通省「建築着工統計調査(令和6年計)」)。

Q3:令和7年(2025年)地価公示の全国・全用途平均は、前年に比べて上昇した。

答えを見る **○(正しい)** 令和7年地価公示の全国・全用途平均は前年比+2.7%で4年連続の上昇となり、上昇幅はバブル期以降で最大でした(価格時点 2025年1月1日、出典:国土交通省「令和7年地価公示」)。住宅地は+2.1%、商業地は+3.9%です。

まとめ

  1. 方向を出典つきで覚える:着工は減少(2年連続・79.2万戸/令和6年計)、地価は上昇(4年連続・+2.7%/令和7年)、空き家は増加(過去最多・約900万戸/令和5年)が直近の基本線です。
  2. 「2006年がピーク」は誤り:新設住宅着工の歴史的ピークは1972〜73年頃の約190万戸。試験では「近年は減少傾向」を押さえれば十分です。
  3. 統計は毎年更新が必要:本記事の数値は執筆時点の確定値です。試験年の夏(7〜8月)以降に、発表元の最新公表値へ差し替えてください。

よくある質問(FAQ)

Q:統計問題はいつから対策を始めればよいですか?

A:最新の確定値が出揃う7月〜8月以降が効率的です。前年の数値で早く覚えると、更新でズレる可能性があります。

Q:統計データの具体的な数値は暗記する必要がありますか?

A:丸暗記は不要です。「増加・減少」「上昇・下落」の方向と、大まかな水準(例:着工は約79万戸)を押さえれば多くの問題に対応できます。

Q:数値はどこで確認すればよいですか?

A:発表元の一次情報が確実です。新設住宅着工は国土交通省「建築着工統計調査」、地価公示は同省「地価公示」(毎年3月)、空き家は総務省「住宅・土地統計調査」で確認できます。

Q:5問免除の登録講習を受ければ統計問題の対策は不要ですか?

A:はい。登録講習を修了すれば統計問題を含む5問が免除されるため、対策は不要になります。詳細は関連記事をご確認ください。

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