【2026年最新】宅建の予備校比較|フォーサイト・TAC・LECの違い
宅建試験の主要予備校6社を比較。フォーサイト、TAC、LEC、アガルート、スタディング、日建学院の費用・合格率・特徴を徹底解説。
宅建の予備校・通信講座は「自分に合った1社」を選ぶ
宅建試験の予備校や通信講座は数多くあり、どれを選べばいいかわからないという悩みを抱える受験生は少なくありません。
結論から言えば、万人に共通する「最良の予備校」は存在しません。受験生ごとに予算、学習スタイル、生活環境、基礎知識のレベルが異なるため、「自分に最も合った1社」を見つけることが重要です。
この記事では、宅建試験の主要な予備校・通信講座6社を費用、学習形式、合格実績、教材の特徴、サポート体制の観点から比較し、それぞれの強みと弱み、向いている人のタイプを解説します。
比較対象の6社
| No. | 予備校名 | 主な学習形式 |
|---|---|---|
| 1 | フォーサイト | 通信講座(Web) |
| 2 | TAC | 通学+通信(Web) |
| 3 | LEC | 通学+通信(Web) |
| 4 | アガルート | 通信講座(Web) |
| 5 | スタディング | 通信講座(Web・スマホ特化) |
| 6 | 日建学院 | 通学+通信 |
6社の総合比較表
まずは全体像を把握するために、主要な比較項目を一覧で確認しましょう。
| 項目 | フォーサイト | TAC | LEC | アガルート | スタディング | 日建学院 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 価格帯 | 約6〜8万円 | 約10〜20万円 | 約8〜18万円 | 約5〜10万円 | 約2〜3万円 | 約20〜30万円 |
| 学習形式 | 通信(Web) | 通学/通信 | 通学/通信 | 通信(Web) | 通信(スマホ) | 通学/通信 |
| 合格率の公表 | あり(高い数値を公表) | 合格者数を公表 | 合格者数を公表 | あり(高い数値を公表) | なし | 合格者数を公表 |
| 講義時間 | 約15〜20時間 | 約80〜100時間 | 約60〜80時間 | 約40〜60時間 | 約30〜40時間 | 約80〜100時間 |
| テキストの質 | フルカラー、図表豊富 | 充実、網羅的 | 充実、網羅的 | フルカラー、コンパクト | デジタル中心 | 充実、実践的 |
| 質問対応 | メールで回数制限あり | 教室・メールで無制限 | 教室・メールで対応 | Facebook質問制度 | なし | 教室で対応 |
| スマホ学習 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 特化型 | 一部対応 |
| 教育訓練給付金 | 対象 | 対象 | 対象 | 対象 | 対象(一部) | 対象 |
ポイント: 各社が公表する「合格率」は、算出方法がそれぞれ異なるため、単純な数値比較は意味がありません。ある社はアンケート回答者の合格率、別の社は全受講生の合格率を公表しているなど、母集団が異なります。合格率の数値はあくまで参考程度にとどめましょう。
各社の詳細比較
フォーサイト
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | バリューセット1:約60,000円、バリューセット2:約67,000円、バリューセット3:約73,000〜80,000円 |
| 学習形式 | 通信講座(Web動画+テキスト) |
| 講義時間 | 約15〜20時間 |
| テキスト | フルカラーのオリジナルテキスト。図表やイラストが豊富 |
| 合格率 | 全国平均の約4倍と公表 |
| 合格保証 | バリューセット3に「不合格時全額返金保証」あり(条件付き) |
| 質問対応 | メールで対応(回数制限あり。コースにより10〜15回程度) |
フォーサイトの強み:
- コンパクトな講義:約15〜20時間と短く、忙しい社会人でも消化しやすい
- 教材の質が高い:フルカラーのテキストが視覚的にわかりやすい
- 合格点主義:満点を目指すのではなく、合格に必要な範囲に絞った効率的なカリキュラム
- 不合格時の全額返金保証(バリューセット3):一定条件を満たせば全額返金
フォーサイトの弱み:
- 講義時間が短い:基礎知識がない人には物足りなく感じる場合がある
- 質問回数に制限がある:多くの疑問を質問したい人には不十分
- 学習範囲を絞っている:網羅的に学習したい人には合わない
フォーサイトが向いている人:
- 忙しい社会人で学習時間が限られている人
- テキストの見やすさ・わかりやすさを重視する人
- 合格に必要な範囲を効率よく学びたい人
- 不合格時の保証があると安心な人
フォーサイトの詳しい評判やメリット・デメリットはフォーサイト宅建講座の評判で解説しています。
TAC
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 総合本科生:約15〜20万円、速修本科生:約10〜15万円 |
| 学習形式 | 通学(教室・個別DVD)+通信(Web・DVD) |
| 講義時間 | 約80〜100時間 |
| テキスト | オリジナルテキスト。網羅的で情報量が多い |
| 合格実績 | 毎年多くの合格者を輩出(累計合格者数を公表) |
| 質問対応 | 教室で直接質問可能。メール・電話でも対応。回数制限なし |
TACの強み:
- 通学で直接講義を受けられる:教室講座があるため、対面で質問できる
- 講義のボリュームが豊富:約80〜100時間の充実した講義
- 長年の実績と信頼:資格試験業界で最大手の一つ
- 模試の質が高い:TAC全答練は受験者数が多く、成績データの信頼性が高い
- 質問対応が充実:回数制限なく質問可能
TACの弱み:
- 費用が高い:通学講座は15〜20万円と高額
- 講義時間が長い:消化しきれないリスクがある
- 校舎が都市部に集中:地方在住者は通学が難しい場合がある
TACが向いている人:
- 対面での講義と質問を重視する人
- 費用よりも学習環境やサポートを優先する人
- 都市部に住んでいて通学が可能な人
- 網羅的に学習したい人
LEC
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | プレミアム合格フルコース:約12〜18万円、Web通信:約8〜12万円 |
| 学習形式 | 通学(教室・個別DVD)+通信(Web・DVD) |
| 講義時間 | 約60〜80時間 |
| テキスト | 「出る順」シリーズ(市販テキストとしても有名) |
| 合格実績 | 毎年多くの合格者を輩出 |
| 質問対応 | 教室・メール・電話で対応 |
LECの強み:
- テキストの質が高い:「出る順」シリーズは市販テキストとしても人気が高い
- 模試の的中率が高い:出題予想の精度に定評がある
- カリキュラムの柔軟性:複数のコースから自分に合ったものを選べる
- 法律系資格に強い:司法試験をはじめとした法律系資格のノウハウが豊富
LECの弱み:
- 費用がやや高い:通学講座は12〜18万円
- コースが多すぎて選びにくい:初めての人はどのコースを選ぶべきか迷う
- 一部の校舎は縮小傾向:通学できる校舎が限られる場合がある
LECが向いている人:
- 法律の学習経験があり、質の高い教材を求める人
- 模試の質を重視する人
- 通学と通信を柔軟に使い分けたい人
アガルート
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 入門総合カリキュラム:約5〜10万円 |
| 学習形式 | 通信講座(Web動画+テキスト) |
| 講義時間 | 約40〜60時間 |
| テキスト | フルカラーのオリジナルテキスト。講師作成で実践的 |
| 合格率 | 全国平均を大きく上回ると公表 |
| 質問対応 | Facebook質問制度(回数無制限) |
アガルートの強み:
- コストパフォーマンスが高い:内容の充実度に対して価格が抑えめ
- 合格特典が充実:合格すると受講料の全額返金またはAmazonギフト券進呈(条件あり)
- 講師の質が高い:実力派の講師陣
- 質問が無制限:Facebookグループでの質問に回数制限なし
アガルートの弱み:
- 通学講座がない:対面での学習を希望する人には合わない
- 比較的新しい予備校:TACやLECに比べると歴史が短い
- 合格返金制度の条件:インタビュー出演等の条件がある
アガルートが向いている人:
- コストパフォーマンスを重視する人
- 通信講座で十分な人
- 合格特典(返金制度)に魅力を感じる人
- 質問を多くしたい人
スタディング
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 宅建士合格コース:約20,000〜25,000円、宅建士合格コース コンプリート:約25,000〜30,000円 |
| 学習形式 | 通信講座(スマホ・PC完結型) |
| 講義時間 | 約30〜40時間 |
| テキスト | デジタルテキスト(紙のテキストはオプション) |
| 合格率 | 非公表(合格者の声は多数掲載) |
| 質問対応 | なし(一部コースでQ&A機能あり) |
スタディングの強み:
- 圧倒的な低価格:約2〜3万円で全ての教材を利用可能
- スマホ完結型:テキスト、講義、問題演習まで全てスマホで完結
- 隙間時間に最適:通勤中、昼休みなど細切れの時間を活用しやすい
- AI復習機能:忘却曲線に基づいた復習タイミングの提案
スタディングの弱み:
- 質問対応がない(または限定的):疑問をすぐに解消できない
- 紙のテキストがない:紙で勉強したい人には不向き(オプションで購入可能)
- 講義のボリュームが少ない:基礎知識がない初学者には不十分な場合がある
スタディングが向いている人:
- とにかく費用を抑えたい人
- スマホ中心の学習スタイルの人
- 通勤時間を最大限に活用したい人
- ある程度の基礎知識がある人
日建学院
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | 本科コース:約20〜30万円、短期集中コース:約15〜20万円 |
| 学習形式 | 通学(映像講義)+通信 |
| 講義時間 | 約80〜100時間 |
| テキスト | オリジナルテキスト。不動産業界に特化した内容 |
| 合格実績 | 不動産業界での実績が豊富 |
| 質問対応 | 教室で対応 |
日建学院の強み:
- 不動産業界での信頼度が高い:企業研修として採用される場合が多い
- 全国に校舎がある:地方でも通学しやすい
- 映像講義の質が高い:わかりやすい映像授業
- 無料模試を実施:誰でも無料で受験可能
日建学院の弱み:
- 費用が最も高い:20〜30万円と高額
- 個人では申し込みにくい:企業研修として受講する人が多い
- 通信コースの選択肢が少ない:通学が前提の設計
日建学院が向いている人:
- 会社が費用を負担してくれる不動産業界の人
- 地方在住で通学できる予備校が限られている人
- 映像講義で学びたい人
予算別のおすすめ
予算に応じた最適な選択肢を紹介します。
予算3万円以下
| 選択肢 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| スタディング | 約2〜3万円 | スマホ完結型で最もコスパが高い |
| 独学(市販教材のみ) | 約1〜2万円 | テキスト+過去問で最小限の費用 |
独学での合格方法については独学合格の方法で詳しく解説しています。
予算5〜10万円
| 選択肢 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| フォーサイト | 約6〜8万円 | バランスが良く、社会人に最適 |
| アガルート | 約5〜10万円 | 合格返金制度が魅力 |
予算10〜20万円
| 選択肢 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| TAC | 約10〜20万円 | 通学講座の充実度は最強 |
| LEC | 約8〜18万円 | テキストと模試の質が高い |
予算20万円以上
| 選択肢 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日建学院 | 約20〜30万円 | 全国の校舎で通学可能。企業研修向き |
学習スタイル別のおすすめ
通学で直接講義を受けたい人
おすすめ:TAC、LEC、日建学院
対面で講義を受け、わからないことをその場で質問したい人には、通学講座がある予備校がおすすめです。特に自分で計画を立てるのが苦手な人は、カリキュラムに沿って通学する強制力が大きなメリットになります。
通信講座でスマホ中心に学びたい人
おすすめ:スタディング、フォーサイト
通勤時間や隙間時間を活用してスマホで学びたい人には、Web通信講座がおすすめです。特にスタディングはスマホ完結型の設計になっており、場所を選ばず学習できます。
社会人の隙間時間の活用法は社会人の学習法でも解説しています。
コスパ重視の人
おすすめ:スタディング、アガルート
費用対効果を最優先する場合は、スタディング(約2〜3万円)が最有力候補です。もう少し予算があれば、アガルート(約5〜10万円)は合格返金制度があるため、合格すれば実質的な負担がさらに下がります。
確実に合格したい人
おすすめ:TAC、LEC
費用よりも合格の確実性を重視する人には、実績豊富なTACまたはLECがおすすめです。豊富な講義時間、充実した質問対応、質の高い模試が揃っており、「やるべきことを全てやった」という安心感を得られます。
教育訓練給付金の活用
多くの予備校の宅建講座は、教育訓練給付金(一般教育訓練給付金)の対象になっています。雇用保険に一定期間加入していれば、受講費用の20%(上限10万円)が支給されます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 支給額 | 受講費用の20%(上限10万円) |
| 対象者 | 雇用保険に1年以上加入(初回利用の場合) |
| 対象講座 | 厚生労働省が指定した講座(各予備校のWebサイトで確認可能) |
| 手続き | 修了後にハローワークで申請 |
例えば、15万円の講座を受講した場合、3万円が支給されることになります。予備校を選ぶ際には、教育訓練給付金の対象かどうかを必ず確認しましょう。
予備校選びで失敗しないための5つのポイント
ポイント1:合格率の数値を鵜呑みにしない
各予備校が公表する合格率は、算出方法が異なるため単純比較はできません。以下の点に注意してください。
- 「受講生全員」が母集団なのか、「アンケート回答者」が母集団なのか
- 修了条件を満たした人だけが母集団に含まれている場合がある
- 合格率が高くても、元々学力の高い受講生が多い可能性がある
ポイント2:無料体験や資料請求を活用する
ほとんどの予備校では、無料の体験講義やサンプルテキストを提供しています。実際に講義の雰囲気やテキストの見やすさを確認してから申し込みましょう。
ポイント3:自分の学習スタイルに合っているか確認する
- 紙のテキストが必要か、デジタルで十分か
- 質問できる環境が必要か、自分で調べられるか
- まとまった時間で学習するか、隙間時間中心か
ポイント4:追加費用を確認する
基本受講料の他に、模試、直前講座、テキストのオプション購入などの追加費用が発生する場合があります。トータルコストで比較しましょう。
ポイント5:途中解約・返金のポリシーを確認する
万が一、講座が自分に合わなかった場合の途中解約や返金のルールを事前に確認しておきましょう。
まとめ
宅建試験の予備校・通信講座6社の比較ポイントを整理します。
費用で選ぶなら:
- スタディング(約2〜3万円)が最安。独学に近いスタイルで学べる
- フォーサイト(約6〜8万円)は費用と内容のバランスが良い
質と実績で選ぶなら:
- TAC、LECは長年の実績と充実した講義・サポートが強み
- 日建学院は不動産業界からの信頼が厚い
合格特典で選ぶなら:
- アガルートの合格返金制度は、合格すれば実質無料になる可能性がある
- フォーサイトのバリューセット3は不合格時の全額返金保証あり
予備校選びの鉄則:
- 合格率の数値を鵜呑みにしない
- 無料体験や資料請求で実際に確認してから申し込む
- 自分の学習スタイル(通学/通信/スマホ)に合っているかを最優先する
- 教育訓練給付金の対象かどうかを確認する
どの予備校を選んでも、最終的に合格を決めるのは自分自身の学習量と学習の質です。予備校はあくまで「合格のサポートツール」であり、予備校に通うだけで自動的に合格するわけではありません。自分に合った予備校を選び、そのカリキュラムを最大限に活用して合格を目指しましょう。
おすすめのテキストについてはおすすめテキストを、独学での学習方法については独学合格の方法を参照してください。
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