【合格体験記】主婦が子育てしながら宅建に合格した方法
2歳と5歳の子どもを育てながら半年で宅建に合格した主婦の体験記。子どもの昼寝時間の活用法、通信講座とアプリの併用戦略を詳しく紹介。
はじめに|子育てと宅建、両方やり遂げた半年間
私は2歳と5歳の子どもを育てる、当時34歳の専業主婦です。「主婦が宅建に受かった」と聞くと、よほど恵まれた環境にいる人だと思うかもしれません。でも実際には、洗濯物を畳みながらテキストを開き、子どもがお昼寝している間に過去問を解き、夜は寝かしつけの後に必死で暗記事項を覚えるという、決して優雅ではない半年間でした。
それでも、結果は36点で合格(合格ラインちょうど)。ギリギリの合格でしたが、合格は合格です。むしろ、子育てをしながらここまでたどり着けたこと自体が、私にとっては大きな自信になりました。
この記事では、子育て中の主婦がどうやって勉強時間を捻出し、どんな教材を使い、どんな戦略で合格に至ったのかを、包み隠さずお伝えします。同じように「子育てしながら資格を取りたい」と考えている方に、少しでも勇気を与えられれば嬉しいです。
宅建を目指したきっかけ
将来の再就職への不安
上の子が5歳になり、来年には小学校に入学。下の子も2歳になり、少しずつ手が離れ始めた頃、「この先、自分はどうやって社会に戻ればいいのだろう」という漠然とした不安を感じるようになりました。
大学卒業後は不動産会社の事務職として5年ほど働いていましたが、出産を機に退職。ブランクは7年になっていました。元の会社に戻れるわけではないし、7年のブランクがある主婦を雇ってくれる会社があるのか。再就職の壁は高いだろうと、漠然と考えていました。
宅建なら「武器」になる
そんなとき、元同僚から「宅建持ってると、パートでも時給が上がるよ」と聞いたのがきっかけでした。調べてみると、宅建士には資格手当がつくことが多く、不動産業界では宅建を持っているだけで採用に有利になるケースも多いとのこと。
さらに、かつて不動産会社で働いていた経験が、学習の下地として活きるはず。「今のうちに取っておけば、再就職のときに必ず役立つ」と確信し、4月から勉強を始めることにしました。
夫への相談
受験を決意してまず行ったのは、夫への相談です。子育て中に勉強をするということは、必然的に夫の協力が不可欠になります。
最初は「主婦が資格なんて取ってどうするの?」と少し渋い反応でしたが、「再就職のときに確実に役立つこと」「自分のキャリアを考えたいこと」を丁寧に説明しました。そして、具体的なお願いとして以下の3つを提案しました。
- 土曜日の午前中は勉強時間として確保させてほしい(子どもは夫が見る)
- 子どもの寝かしつけ後の21時以降は勉強に使わせてほしい
- 試験直前の2週間は、家事の負担を少し軽減してほしい
夫は「半年間だけなら頑張れ」と理解を示してくれました。この協力の取り付けが、合格への第一歩だったと思います。
使用した教材と学習ツール
通信講座(メイン教材)
独学も考えましたが、限られた時間で効率よく学ぶために通信講座を選びました。選んだ理由は以下の通りです。
- 動画講義がある:テキストだけだと理解に時間がかかるテーマも、講師の説明を聞くことで効率よく理解できる
- スマホで学べる:子どもの横で勉強するとき、パソコンを広げるのは難しい。スマホで動画もテキストも見られる講座を選んだ
- 質問サポートがある:独学では解消できない疑問を、メールで質問できるサービスがあった
- 費用が予備校より安い:通学型の予備校は10〜20万円するところ、通信講座は5万円以下で済んだ
通信講座は複数社を比較し、動画の分かりやすさ・テキストの読みやすさ・料金のバランスで決めました。
一問一答アプリ(サブ教材)
通信講座に加えて、スマートフォンの一問一答アプリを活用しました。このアプリが、子育て中の学習において最大の味方になりました。
- 片手で操作できる:子どもを抱っこしながらでも問題を解ける
- 1問30秒で解ける:長い問題文を読む必要がなく、短時間で多くの問題に触れられる
- 自動で苦手分野を抽出:間違えた問題が繰り返し出題されるため、弱点補強に最適
- 進捗が可視化される:「今日は50問解いた」「正答率が80%になった」と目に見えるので、モチベーション維持に役立った
過去問題集(分野別)
通信講座に付属の問題集もありましたが、追加で分野別の過去問題集を1冊購入しました。特に宅建業法と法令上の制限は、問題数をこなすほど得点が安定するため、追加の問題集は役立ちました。
使わなかったもの
- 動画の長時間視聴:子育て中はまとまった時間が取れないため、1本15分以上の動画は最後まで見る前に中断されがち。短い動画を中心に活用した
- ノートづくり:きれいなノートを作る時間があるなら、その分問題を解いた方が効率的と判断。メモは通信講座のテキストに直接書き込む方式にした
子育てしながらの勉強時間確保術
1日のタイムスケジュール
子育て中の主婦のスケジュールは、一般的な社会人とは全く異なります。以下が私の典型的な1日の流れです。
平日(上の子が幼稚園に行っている日)
| 時間 | 活動 | 勉強 |
|---|---|---|
| 6:00 | 起床・朝食準備 | - |
| 7:00〜8:30 | 子どもの朝食・幼稚園の送り | - |
| 8:30〜9:00 | 洗濯・掃除 | - |
| 9:00〜11:30 | 下の子と過ごす + 家事 | スキマ時間でアプリ学習(20〜30分) |
| 11:30〜12:30 | 昼食準備・食事 | - |
| 12:30〜14:30 | 下の子のお昼寝タイム | 集中学習タイム(約1.5〜2時間) |
| 14:30〜15:00 | 幼稚園のお迎え準備 | - |
| 15:00〜18:00 | 上の子のお迎え・公園遊び・夕食準備 | - |
| 18:00〜20:30 | 夕食・入浴・子どもとの時間 | - |
| 20:30〜21:00 | 寝かしつけ | - |
| 21:00〜22:30 | 夜の勉強タイム | 集中学習(約1〜1.5時間) |
| 22:30 | 就寝 | - |
平日の合計学習時間:約3〜4時間
休日(土曜日)
| 時間 | 活動 | 勉強 |
|---|---|---|
| 6:00〜8:00 | 起床・朝食 | - |
| 8:00〜12:00 | 夫が子どもを連れて外出 | 集中学習タイム(約3.5〜4時間) |
| 12:00〜 | 家族の時間 | 夜に少し復習(30分〜1時間) |
土曜日の合計学習時間:約4〜5時間
日曜日は基本的に家族の日として確保し、勉強はアプリでの復習程度にとどめていました。
お昼寝タイムの活用法
子育て中の学習において、最も貴重な時間が子どものお昼寝タイムです。下の子は毎日12時30分頃から2時間ほど昼寝をしてくれたので、この時間を「ゴールデンタイム」として最大限に活用しました。
ただし、子どもの昼寝は「いつ起きるかわからない」という不確実性があります。そこで、以下のルールを設けました。
- 最初の30分で「今日やるべきこと」を完了させる:最も重要な過去問演習やテキストの精読を最初に行う
- 残りの時間は「やれたらやる」ことに充てる:復習や暗記カードの作成など、中断しても問題ないタスクを後回しにする
- 昼寝が短い日は割り切る:30分で起きてしまう日もある。その場合は「夜に取り戻す」と考え、落ち込まないようにする
「ながら勉強」の活用
子育て中は「座って集中する時間」が限られます。そこで、日常生活の中で「ながら勉強」を積極的に取り入れました。
- 洗濯物を畳みながら:通信講座の音声講義をイヤホンで聞く
- 料理の煮込み時間に:アプリで一問一答を10問解く
- 子どもの公園遊びの見守り中に:ベンチでテキストを読む(ただし、子どもから目を離さないことが最優先)
- 入浴中に:防水ケースに入れたスマホでアプリ学習
- スーパーのレジ待ちに:暗記カード(スマホアプリ版)を見る
これらの「ながら勉強」だけで、1日あたり30分〜1時間の学習時間を積み上げることができました。
夫の協力の得方
冒頭でも触れましたが、夫の協力は合格に不可欠な要素でした。ただし、「協力して」とお願いするだけでは長続きしません。私が実践したのは以下のような工夫です。
- 学習の進捗を共有する:「今日は過去問で8割取れた」「もうすぐテキストが1周終わる」など、成果を定期的に報告。夫も一緒に達成感を味わえるようにした
- 感謝を言葉にする:「土曜日に子どもたちを見てくれてありがとう」と、毎回きちんと伝えた
- 試験後のご褒美を約束:「合格したら家族で焼肉に行こう」という約束が、私だけでなく夫のモチベーションにもなった
- 家事を完璧にしない宣言:「勉強期間中は家事の完璧さを少し下げさせてほしい」と事前に伝え、罪悪感を減らした
科目別の学習戦略
宅建業法:元不動産事務の経験を活かす
かつて不動産会社で事務職をしていたため、宅建業法の基本的な用語や概念には馴染みがありました。35条書面(重要事項説明書)も37条書面(契約書)も、実務で目にしたことがあったため、「ああ、あの書類のことか」とイメージしやすかったのは大きなアドバンテージです。
しかし、「実務で見たことがある」と「試験で正確に答えられる」は全くの別物です。実務では「なんとなく」理解していたことも、試験では正確な知識が問われます。
- 35条書面と37条書面の違いを徹底整理:「35条のみ」「37条のみ」「両方に記載」の3パターンに分類した表を作成
- 数字の暗記:営業保証金の金額(主たる事務所1,000万円、支店500万円)、弁済業務保証金分担金の金額(主たる事務所60万円、支店30万円)など、混同しやすい数字を整理
- 8種制限:実務ではあまり意識しなかった制度も多く、ここは新たに学ぶつもりで取り組んだ
結果、宅建業法は17点を獲得。もう少し取りたかったのが正直なところですが、合格には十分な得点でした。
権利関係:深追いしない戦略
権利関係は最も学習時間がかかる科目です。子育て中で時間が限られる私にとって、ここをどう処理するかが合否の分かれ目でした。
私の戦略は「頻出テーマだけを確実に取る」こと。具体的には以下のテーマに集中しました。
| 優先度 | テーマ | 目標 |
|---|---|---|
| 最優先 | 意思表示、代理、時効 | 確実に得点 |
| 優先 | 不法行為、賃貸借、相続 | 高い確率で得点 |
| やや優先 | 借地借家法、区分所有法、不動産登記法 | できれば得点 |
| 後回し | 抵当権の細かい論点、物権変動の応用問題 | 余裕があれば |
特に抵当権の「物上代位」や「法定地上権」といった難しいテーマは、過去問で出たパターンだけを覚え、深い理解は追求しませんでした。
結果、権利関係は8点を獲得。14問中8問正解は上出来です。
法令上の制限:暗記で勝負
法令上の制限は、純粋な暗記科目です。覚えれば点が取れる、覚えなければ取れない。シンプルな科目です。
私は暗記にあまり強いタイプではありませんが、以下の工夫で効率的に暗記しました。
- ゴロ合わせの活用:「用途地域は13種類」「開発許可の面積基準」などはゴロ合わせで覚えた
- 壁に貼る:キッチンの壁に「建ぺい率・容積率の一覧表」を貼り、料理のたびに目に入るようにした
- 子どもに教えるつもりで声に出す:「市街化区域では1,000平方メートル以上の開発行為に許可が必要なんだよ」と、声に出すことで記憶に定着させた(もちろん、2歳の子どもは理解していませんが)
結果、法令上の制限は6点を獲得しました。
税・その他:最低限のラインを確保
税・その他は範囲が広い割に配点は8問。深入りすると時間を浪費するため、「5点取れればOK」の方針で臨みました。
- 頻出の税制:不動産取得税、固定資産税、所得税(譲渡所得の特例)に集中
- 鑑定評価と地価公示:過去問で出たポイントのみ暗記
- 統計問題:直前期に最新データをチェック
結果は5点。目標通りでした。
挫折しかけた3つの瞬間
1. 子どもが体調を崩した7月
7月上旬、下の子が突然高熱を出しました。小児科に通い、看病に追われ、1週間ほどまともに勉強ができない日が続きました。ようやく回復したと思ったら、今度は上の子に感染。結局、2週間近く勉強時間がほぼゼロになりました。
学習計画は大きく狂い、「もう間に合わないかもしれない」と本気で思いました。
乗り越えた方法:
子どもの看病中は割り切って勉強を一切やめ、子どもが回復した後に計画を立て直しました。具体的には、1日の勉強時間を30分増やし、日曜日も2時間の勉強時間を確保。2週間かけて遅れを取り戻しました。
「子育て中の勉強は、計画通りにいかないのが当たり前」と開き直れたことが大きかったです。
2. 模試の結果に落胆した8月末
8月末に、自宅で年度別の過去問を初めて本番形式で解いてみました。結果は28点。合格ラインには遠く及ばず、大きなショックを受けました。
「2ヶ月間頑張ってきたのに、まだこんなものか」という絶望感。正直、このとき一番やめたくなりました。
乗り越えた方法:
通信講座の質問サポートに「模試で28点しか取れませんでした。合格は無理でしょうか?」と正直にメールしました。返ってきた答えは、「8月末の時点で28点は、まだ十分に間に合います。過去問の2周目・3周目で得点は上がります」というものでした。
このメッセージに救われました。実際、過去問を繰り返すうちに得点は着実に上がり、9月末には35点前後を安定して取れるようになりました。
3. 試験直前の夫婦喧嘩
試験2週間前、家事の負担軽減をお願いしていたにもかかわらず、夫が休日にゴルフに出かけてしまいました。「私はこんなに頑張っているのに」と怒りが爆発し、大きな喧嘩になりました。
感情的になると勉強にも悪影響が出ます。数日間、モチベーションが大きく低下しました。
乗り越えた方法:
冷静になって話し合い、残り2週間のスケジュールを具体的に共有しました。「この日とこの日は勉強に集中させてほしい」「試験当日は朝から送り出してほしい」と、具体的なリクエストを伝えたことで、夫も理解を深めてくれました。
この経験から学んだのは、「漠然とした協力要請」ではなく、「具体的な行動の依頼」が大切ということです。
直前期の過ごし方
2週間前〜1週間前:過去問の総仕上げ
試験2週間前からは、過去問を中心とした最終仕上げに入りました。
- 年度別過去問を3年分解く:本番と同じ2時間で時間を測って実施。お昼寝タイムでは時間が足りないため、土曜日の午前中に集中して行った
- 間違えた問題だけを抽出して復習:すべての過去問から、間違えた問題だけを集めた「弱点リスト」を作成し、繰り返し解いた
- 暗記事項の総チェック:35条・37条の記載事項、8種制限の数字、法令上の制限の基準値などを最終確認
1週間前〜前日:体調管理を最優先
試験1週間前からは、勉強量を少し減らし、体調管理を重視しました。
- 夜は22時には寝る:子育て中は常に睡眠不足気味なので、意識的に早く寝るようにした
- 新しい知識を入れない:この時期に新しい問題に手を出すと不安が増すだけ。復習に徹した
- 子どもの体調管理も徹底:試験前に子どもが風邪をひくと看病に追われるため、手洗い・うがいを徹底した
試験前日
試験前日は、午前中に暗記事項の最終確認をして、午後は家族とゆったり過ごしました。
夜、子どもたちを寝かしつけた後、夫が「明日頑張れ」とコーヒーを入れてくれました。この些細なことが、本当に嬉しかった。「半年間、支えてくれてありがとう」と心の中で思いながら、22時に就寝しました。
試験当日
朝の過ごし方
試験当日は、夫が子どもたちの朝食から面倒を見てくれました。私は7時に起床し、軽く朝食をとった後、最後の暗記チェックを30分ほど行いました。
8時に家を出る際、5歳の上の子が「ママ、がんばってね!」と見送ってくれたのが、なによりの励みになりました。
試験中の戦略
試験会場に着くと、周りは若い人やスーツ姿の社会人が多く、主婦らしき人は少数派でした。少し心細さを感じましたが、「私は半年間やってきた」と自分に言い聞かせ、試験に臨みました。
解く順番は以下の通りです。
- 宅建業法(20問):得意科目から着手して落ち着く
- 法令上の制限(8問):暗記で対応できる問題を手早く処理
- 税・その他(8問):ここまでを60分以内で終わらせる計画
- 権利関係(14問):最後に時間をかけて丁寧に解く
計画通りに進めることができ、最後に15分ほど見直しの時間も取れました。
自己採点の瞬間
帰宅後、子どもたちの寝かしつけを終えてから、スマホで自己採点を行いました。
結果は36点。その年の合格ラインも36点。本当にギリギリでした。
正直、不安な日々が続きました。マークシートの転記ミスがないか、自己採点が間違っていないか。合格発表の日まで、気が気ではありませんでした。
11月の合格発表日。Webで受験番号を確認すると、自分の番号がありました。泣きました。子どもの前で、声を上げて泣きました。5歳の上の子が「ママ、なんで泣いてるの?」と心配そうに聞いてきて、「嬉しくて泣いてるんだよ」と答えたのを覚えています。
試験での出題ポイント
子育て中の方が限られた時間で合格を目指す場合、以下のポイントに集中することが効果的です。
- 宅建業法を最優先:20問の配点は最大。過去問のパターンが決まっており、繰り返しで高得点が狙える
- 法令上の制限は暗記勝負:覚えれば確実に得点できる科目。ゴロ合わせや壁への貼り出しなど、日常生活に暗記を組み込む工夫が有効
- 権利関係は深追い禁止:頻出テーマ(意思表示、代理、時効、相続、借地借家法)に絞り、難問は捨てる勇気を持つ
- 一問一答アプリは最強のスキマ学習ツール:子育ての合間に1問ずつ解けるアプリは、忙しい主婦にとって最も使いやすい学習ツール
確認クイズ
Q1. 宅建業法において、宅建業者が自ら売主となり、買主が宅建業者でない場合に適用される「8種制限」に含まれないものはどれか。
A. クーリング・オフ制度
B. 手付金等の保全措置
C. 媒介契約の規制
D. 損害賠償額の予定の制限
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**正解:C** 媒介契約の規制は8種制限には含まれません。8種制限は「自ら売主」の場合に適用される制限であり、媒介契約は宅建業者が売買等の媒介(仲介)を行う場合の規制です。A(クーリング・オフ)、B(手付金等の保全措置)、D(損害賠償額の予定の制限)はいずれも8種制限に含まれます。Q2. 借地借家法における普通建物賃貸借契約の最短期間はどれか。
A. 制限なし(1日でも可)
B. 1年
C. 2年
D. 3年
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**正解:A** 普通建物賃貸借契約には、最短期間の制限はありません。ただし、期間を1年未満とした場合は「期間の定めのない賃貸借」とみなされます。なお、借地権(土地の賃借権)の場合は最低30年とされていますので、混同しないよう注意が必要です。Q3. 都市計画法において、市街化区域内で開発許可が必要となる開発行為の面積基準はどれか。
A. 500平方メートル以上
B. 1,000平方メートル以上
C. 3,000平方メートル以上
D. 10,000平方メートル以上
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**正解:B** 市街化区域では、1,000平方メートル以上の開発行為について開発許可が必要です。なお、市街化調整区域では面積に関わらず原則として許可が必要、非線引き区域では3,000平方メートル以上、準都市計画区域では3,000平方メートル以上で許可が必要となります。Q4. 不動産取得税に関する記述で正しいものはどれか。
A. 不動産取得税は国税である
B. 相続による不動産の取得にも課税される
C. 一定の要件を満たす新築住宅には課税標準の特例がある
D. 不動産取得税の標準税率は5%である
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**正解:C** 不動産取得税は**地方税(都道府県税)**であり(Aは誤り)、**相続による取得は非課税**です(Bは誤り)。標準税率は**4%(住宅及び土地は3%の軽減税率あり)**です(Dは誤り)。一定要件を満たす新築住宅には、課税標準から1,200万円(認定長期優良住宅は1,300万円)を控除する特例があります(Cが正解)。まとめ
子育てしながらの宅建受験を振り返り、合格できた要因を整理すると以下の通りです。
- 夫の協力を事前に取り付けた:具体的な依頼と感謝の言葉で、半年間の支援を維持
- お昼寝タイムをゴールデンタイムとして最大活用:集中学習の核として位置づけ
- スキマ時間の徹底活用:一問一答アプリと音声講義で「ながら勉強」を実践
- 深追いしない学習戦略:頻出テーマに集中し、難問は捨てる勇気を持った
- 計画通りにいかないことを前提とした:子どもの体調不良や予定変更に柔軟に対応
子育て中の受験は、確かに大変です。思うように勉強できない日の方が多いかもしれません。でも、「完璧にやる」のではなく「合格ラインを超える」ことだけを目標にすれば、決して不可能ではありません。
子育ての合間に少しずつ積み上げた知識が、試験当日に花開く。あの合格の瞬間の喜びは、一生忘れません。同じ状況にいる方に心から伝えたい。「あなたにもきっとできます」と。
よくある質問(FAQ)
Q. 子育て中でも本当に合格できますか?
はい、可能です。私の場合、2歳と5歳の子どもを育てながら半年間の学習で合格しました。まとまった時間は取れなくても、スキマ時間の積み重ねで1日3〜4時間の学習が可能です。大切なのは「完璧な学習」ではなく「継続すること」です。
Q. 通信講座と独学、どちらがおすすめですか?
子育て中の方には通信講座をおすすめします。限られた時間で効率よく学ぶには、プロが作成したカリキュラムに沿って進める方が無駄がありません。特に動画講義があると、テキストだけでは理解しにくい内容も短時間で把握できます。ただし、予算の関係で独学を選ぶ場合は、市販テキスト1冊と過去問題集を徹底的にやり込むことで十分合格可能です。
Q. 勉強期間はどのくらい必要ですか?
子育て中の場合、6ヶ月程度の勉強期間を確保することをおすすめします。1日3時間の学習で計約500時間。一般的な目安(300時間)より多めに見積もるのは、子育てによる中断や予定変更を考慮してのことです。「計画通りにいかない前提」で余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
Q. 夫が協力的でない場合はどうすればいいですか?
まずは「なぜ宅建を取りたいのか」を具体的に伝えることが重要です。「再就職の際に時給が上がる」「資格手当で家計が助かる」など、家族全体のメリットとして説明すると理解を得やすくなります。また、協力を「漠然と」お願いするのではなく、「土曜の午前中だけ」のように具体的な時間を提示すると、夫も行動しやすくなります。
Q. 子どもの急な体調不良で勉強計画が狂った場合は?
子育てをしていれば、計画通りにいかないのが当たり前です。「遅れを取り戻そう」と焦るのではなく、計画を柔軟に修正する姿勢が大切です。1〜2週間の遅れなら、1日あたり30分の追加学習で十分にリカバリーできます。「遅れた分は、残りの期間で少しずつ取り戻す」と考えましょう。
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