ラーメン構造・ブレース構造・壁式構造らーめんこうぞう・ぶれーすこうぞう・かべしきこうぞう
建物の骨組みの組み方の種類で、ラーメン構造は柱とはりの接合部を強く固めた構造、ブレース構造は柱とはりの四角形の対角線上に部材を入れた構造、壁式構造は板状の壁と床を箱形に組む構造です。つまり、角を固める・斜めに部材を入れる・壁と床の箱で支える、の三通りです。
割り箸4本で四角い枠を作り、角を輪ゴムで軽く留めただけだと、横から押すと簡単に平行四辺形につぶれます。建物も同じで、柱とはりを組んだだけでは地震や風の横からの力に耐えられません。つぶれないようにする方法は三つあります。角をがっちり固める、枠の対角線に斜めの棒を入れる、枠の代わりに板で箱を作る、の三つです。これがそれぞれラーメン構造、ブレース構造、壁式構造に当たります。

ラーメン構造は、柱とはりの接合部を固めて支えます
ラーメン構造は、柱を鉛直方向、はりを水平方向に配置し、その接合部を強く固めた構造です。角が固まっているので、柱とはりの骨組みでゆがみに抵抗します。鉄筋コンクリート造では一般にこの形式が使われ、鉄骨造でも使われます。
ブレース構造は、対角線に入れた斜めの部材で支えます
ブレース構造は、柱やはりなどで構成された四角形の対角線上に部材を入れた構造です。木造の軸組に入れる筋かいと同じ考え方で、斜めの部材が四角形のゆがみを防ぎます。ブレースは骨組みのすべてに入れるとは限らず、ラーメン構造など他の構造と併用することもあります。

壁式構造は、壁と床を箱形に組み、柱やはりを使いません
壁式構造は、板状の壁と床を箱形に組んで建物とする構造で、原則として柱やはりは用いません。線の部材で骨組みを作るラーメン構造やブレース構造と違い、壁と床という面で建物を支えます。
建築基準法施行令 36条の3第2項・第3項2 構造耐力上主要な部分は、建築物に作用する水平力に耐えるように、釣合い良く配置すべきものとする。 3 建築物の構造耐力上主要な部分には、使用上の支障となる変形又は振動が生じないような剛性及び瞬間的破壊が生じないような靱性をもたすべきものとする。
試験ではこう問われる
- ラーメン構造は、柱を鉛直方向、梁を水平方向に配置し、接合部を強く固めた構造
- ブレース構造は、柱や梁などで構成された四角形の対角線上に部材を入れた構造
- ブレース構造は、ラーメン構造など他の構造と併用することがある。「骨組全てに用いることが多く、併用することはない」は誤り
- 壁式構造は、板状の壁と床を箱形に組み、建物とする構造で、原則として柱や梁は用いない
- 鉄筋コンクリート造の骨組の形式は、ラーメン式の構造が一般に用いられる。鉄骨構造ではトラス、ラーメン、アーチ等が用いられる
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